第 158回 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会

会議室とそこまでの行き方を追記しました
日程が1日(5/22)のみとなりました
プログラムを公開しました(招待講演2件,一般講演5件)
無料の託児所サービスの提供が可能です(申込締切5/6)
非会員学生の参加費が安くなりました(1,000円)
発表申込締切を4/4へ延長しました

日程:2014年5月22日(木) ,23日(金)2 1日間開催
場所:津田塾大学小平キャンパス 1号館1F 大会議室
 〒187-8577 東京都小平市津田町2-1-1
http://www.tsuda.ac.jp/about/access/kodaira.html

最寄り駅(鷹の台駅、新小平駅)までのアクセスは http://www.tsuda.ac.jp/about/access/index.html をご参照ください
最寄り駅から大学へのアクセスは http://www.tsuda.ac.jp/about/access/kodaira.html をご参照ください
入校時には守衛所にお立ち寄りいただき、「ヒューマンコンピュータインタラクション研究会に参加」と守衛にお知らせください。
会場の1号館までの道は http://www.tsuda.ac.jp/about/campus-guide.html の地図をご参考にされてください。
会場までは誘導のための立て看板を設置いたしますが、ご心配な方は守衛にご遠慮なくお聞きください。

テーマ:やわらかいインタラクション
力覚や触覚提示技術を用いたインタラクションや,ロボットやぬいぐるみなどとの接触を伴うインタラクションなど,物理的な意味での「柔らかい」インタラクションに加え,ユーザがおだやかに受け入れる情報提示や,柔軟なアルゴリズムを用いたインタラクションなど,広い意味での「やわらかい」インタラクションに関するテーマを募集します.
もちろん,HCIに関連する一般テーマの発表も受けつけます.多数の御発表をお待ちしております.

招待講演: 萱野 稔人教授(津田塾大)
講演タイトル: ビットコインは通貨たりうるか? ――システムの社会的価値の源泉を探る――
講演概要: 既存の通貨は、各国政府の財政状況や政治的思惑などによってその価値を左右されてしまう。そうした既存通貨の限界を超えるものとして広がったデジタル通貨「ビットコイン」はしかし、2014年2月に起きたマウントゴックス社の取引停止と破産によって、大きな壁にぶつかった。はたしてビットコインは通貨として成功しうるのだろうか。もし成功しないとすれば、何がビットコインには足りないのだろうか。そもそも貨幣とは何か。ビットコインが通貨として成立するための要件を考察することで、情報システムが社会システムに移行しうる条件とは何か、システムやルールにおける社会的価値とは何かという問題に光を当てたい。
講演者略歴: 津田塾大学学芸学部教授。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。専門は哲学・社会理論。主な著書に『国家とは何か』、『権力の読みかた』、『カネと暴力の系譜学』、『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』、『最新 日本言論知図』(編著)、『ベーシックインカムは究極の社会保障か』(編著)、『金融緩和の罠』(編著)、『現在知vol.2 日本とは何か』(編著)など。

学生招待講演: 蜂須 拓氏(電通大)
講演タイトル: 自己運動に基づいた誇張感覚刺激による拡張現実感
講演概要: 拡張現実感といえば,しばしば現実世界にコンピュータグラフィックスを重畳することによる視覚的な拡張が想起される.一方でヒトは視覚を含めた五感,さらには自己運動を駆使して現実を知覚する.手指の運動と触覚を例に挙げると,手指の運動の結果生じる反力や振動等から触れた物体の形状や材質が判別でき,筋や関節等の感覚から手指の姿勢を把握できる.ではこのとき新たな触刺激を重畳すると何が起きるであろうか.本公演では,これまでに講演者が開発してきた「材質感変調システム」や「身 体のロボット化システム」等の自己運動の結果生じる感覚を誇張することで外界さらには自己を錯誤させる拡張現実感システムを紹介する.
講演者略歴: 2012年より電気通信大学大学院 情報理工学研究科 総合情報学専攻博士後期課程在籍中.日本学術振興会特別研究員DC1.2010年にフランスINRIA,2013年中国Microsoft Researchのインターンシップに参加.触覚AR/VRおよびマルチモーダルヒューマンコンピュータインタフェースに関する研究に従事. http://kaji-lab.jp/ja/index.php?people/hachisu


プログラム

■セッション1:一般講演
13:20-13:45 (1) 変化する降雨状況を静止画で表す可視化手法の開発
 ○兵吾勇貴(筑波大学), , 鈴木浩子, 古川忠延(富士通研究所), 三末和男(筑波大学)
13:45-14:10 (2) 置いてけぼりを防ぐミーティングシステムの提案
 ○仙道 航, 瀬川典久, 澤本 潤, 杉野栄二(岩手県立大学)
14:10-14:35 (3) 蛍の明滅における引き込み現象が与えるリラクゼーション効果の検証
 ○吉田彩乃, 櫻沢 繁(公立はこだて未来大学)

■休憩 15分
14:35-14:50

■セッション2:招待講演
14:50-15:50 (4) ビットコインは通貨たりうるか? ――システムの社会的価値の源泉を探る――
 ○萱野稔人(津田塾大学)

■休憩 20分
15:50-16:10

■セッション3:一般講演
16:10-16:35 (5) 視覚障害者の日本語入力を支援するフリック入力型キーボード
 ○志水 新, 馬場哲晃, 串山久美子, 金 石振(首都大学東京)
16:35-17:00 (6) 付箋メタファに基づくプレゼンテーション設計インタフェースの検討
 野口杏奈, ○志築文太郎, 田中二郎(筑波大学)

■休憩 10分
17:00-17:10

■セッション4: 学生招待講演
17:10-18:00 (7) 自己運動に基づいた誇張感覚刺激による拡張現実感
 ○蜂須 拓(電気通信大学)

託児所サービス

希望者には託児サービスを無償で用意しています.託児サービスを希望する場合(および託児サービスに関する問い合わせ)は,HCI研究会幹事 小倉(岩手県立大) ogura_k@iwate-pu.ac.jp (@が全角になっていますので半角にご変更下さい)まで問い合わせください.なお,託児サービスを希望する場合には,5/6までにご連絡ください.
非会員学生の参加費について

今回のHCI158から非会員学生の参加費が1000円となりました.
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/sanka.html
参加方法,参加費,予稿集

参加方法,参加費,予稿集等については下記のHCI研究会のページ,情報処理学会のページをご参照ください
http://www.sighci.jp/contents/page/join
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/sanka.html
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/hci158.html
発表募集

●締切
発表申込締切日:2014年3月28日(金) 2014年4月4日(金)延長しました
原稿締切日:2014年4月21日(月)※必着
※投稿システムの変更に伴い,原稿締切が厳格化されています.
 一切の遅延が許されませんのでご注意ください

●発表申込方法
Webフォーム経由での申し込みになります。論文タイトル・概要・著者リストなどの情報を手元に用意した上で、
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/hci158.html
からリンクをたどって,フォームに記入して申し込みをしてください.
原稿の送付も同じシステムで行います.

原稿フォーマットについては情報処理学会の下記URLを参照してください.
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/genko.html

その他

●問い合わせ:
sighci158@sighci.jp (@が全角になっていますので半角にご変更下さい)

更新履歴
2014/05/14 会議室と行き方を公開
2014/04/30 プログラム等を公開
2014/03/12 日程と場所を公開
2014/03/20 テーマ,学生招待講演者を更新
2014/03/28 発表申込期間を1週間延長

研究報告集について
・研究会活動のオンライン化と研究報告のオンライン出版(印刷物の廃止)について
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html
SIGHCI158担当
主査:河野恭之(関学大)
幹事:福地健太郎(明大)/吉高淳夫(JAIST)/小倉加奈代(JAIST)/小松孝徳(明大)/寺田和憲(岐阜大)/光永法明(大教大)/井原雅行(NTT)/真鍋宏幸(NTTドコモ)
担当運営委員:真鍋宏幸(NTTドコモ)/栗原一貴(産総研)/渡邊恵太(明大)/坂本大介(東大)